NARADOLL HIGASHIDA 展示販売会 のレポート
11月30日-12月1日と、MIGIRI design office 三宅右記さんのプロデュースで、奈良一刀彫 NARADOLL HIGASHIDA さんの展示販売会および、一刀彫体験ワークショップを開催しました。
NARADOLL HIGASHIDAの代表、東田茂一(モイチ)さんは、西村邸の準備段階から、とてもお世話になっている、敬愛する職人さんの一人です。
今年の夏、大阪でモイチさんに出会った三宅さんが、「大阪の友達と、一刀彫を体験しに、奈良へ行きたい！」となったのが、今回の企画のスタートだったようです。モイチさんが、ご自身の工房は手狭だということで、会場として西村邸を選んでくださり、9月に最初の打ち合わせをしました。
最初は友達同士で体験だけ…の予定でしたが、「一刀彫やNARADOLL HIGASHIDAのバックグラウンドを知ってもらおう」というところから、展示の企画が出てきました。せっかくなら展示は公開してしまおう！と、どんどん膨らんできて、ネットニュースなどにも取り上げていただいたことで、当日はたくさんの方にお越しいただくことができました。
三宅さんの本職が、店舗などの空間デザインということもあり、展示のディスプレイにはいろいろな工夫を施していただきました。西村邸の空間も余すところなく活用し、百貨店や美術館では感じられない、NARADOLL HIGASHIDAの歴史と懐の深さを表現できる展示になったと思います。
体験ワークショップの方にも、三宅さんと杉本を含め、9人のクリエイターさんが参加してくださいました。どれも個性のある作品となり、とても楽しい時間になったと思います。
また、一部の参加者の方には、宿泊をして2日間のプログラムを体験していただいています。ワークショップの後は、近くの古白さんですき焼きをいただき、銭湯に入り、翌朝には、一刀彫の起源でもある春日大社にお参りをしながら、奈良公園で鹿寄せを見る…という、もりだくさんな内容となりました。
今回のような複合的な体験によって、伝統的な工藝と、奈良町の雰囲気に親しんでもらえる機会は、とても魅力的なものになると実感できました。
今後、三宅さん、モイチさんとも協力しながら、こうした機会を広げていければと考えています。お楽しみに。
改めて、今回お越しくださった方、関わってくださった方へ、ありがとうございました。
